2020年09月04日

『教える研修、教える職場から学ぶ研修、学ぶ職場へ:“OJL&OffJL”とは@』

今回のテーマは、『教える研修、教える職場から学ぶ研修、学ぶ職場へ』です。

キーワードは、“OJL&OffJL”。

人材育成の関心の高い経営者、幹部の皆さま、そして人事研修担当の方でしたら、ご存知の言葉に「OJTとOffJT」があります。
管理者研修や部下指導育成研修でも必ず出てくる言葉の一つです。


「OJTとOffJT」とは

OJTとは、「On the Job Training」の略で、
「職場内(仕事をする中)での研修、指導」のこと。

OffJTとは、「Off the Job Training」の略で、
「職場(仕事)を離れての研修、訓練」のこと。


OJTをもう少し詳しく説明すると
「職場で、業務を通じて、上司や先輩が部下・後輩に、部下本人の育成必要点を見出し、それに対する一切の指導・援助活動を、意図的・計画的・継続的に行うこと」
です。

職場内(会社、組織内)に既に蓄積された担当業務や専門能力(知識・スキル)を習得するためには、特にOJTが重視されます。

OJTが重視される理由は、「人は自ら経験することによって一番良く学ぶ」からだと言えます。
担当する業務の知識・スキルを身に付けるためには、実際の仕事の中で自分自身で繰り返しやってみることが必要なのです。

OJT、OffJTとも職場外か職場内かは違いますが、どちらも「Training:研修や訓練、指導すること」は同じ。

研修や訓練をするとなると指導者側が中心となります。
実際にOJT研修とは、職場内で指導する側、つまり管理監督者対象の研修となります。

しかし、実際の効果的なOJTは、仕事の教え方(説明や提示等)も大事ですが、特に未経験者への指導育成では、仕事の与え方、そしてその後の評価・フォロー等によって、本人が自ら主体的に学ぶこと、つまり「仕事の任せ方と学ばせ方」が大切になってくるのです。

そのために、指導育成者は一方的に教える人ではなく、学びの支援者になることが必要です。「学ぶ」の主語は「部下自身」なのですから。


「OJL&OffJL」とは

先に述べたOJTとOffJTのTは「Training:研修や訓練、指導すること」、これは指導育成側の視点です。

しかし、部下を中心にみるとこれからは、OJTというよりもOJL(On the Job Learning)「職場内(仕事をする中)で自らが学び成長する事」が求められてきます。

仕事を通して、いかにして部下自身が(自分が)学び・成長するかと言う意識で、仕事から、上司・先輩から学ぶかという「学び方」を身に付けることが基本となります。

もちろん、全く上司・先輩が「Training:研修や訓練(教える指導)」をしないと言うことではなく、それと同時並行して、又は先んじて「学び方を支援する」ことを重視したアプロ―チをとることです。

OJT(上司・リーダーの指導教示による脳力向上)からOJL(部下本人、メンバー各自が自ら仕事を通して学び成長する)へ変えていくためには、
第一に本人(社員各人)へのアプローチ
第二に、学び支援をする管理監督者(上司・リーダー)へのアプローチ
そして第三に職場、組織風土へのアプローチ(主体的に仕事に取組み、仕事から学ぶという価値観の共有化)
以上3つへのアプローチが必要となります。

これについては、次回考えていきます。


それと同様に、集合研修もOffJTからOffJL(Off the Job Learning)、つまり「職場(仕事)を離れた機会で参加者が学ぶ場」にすることが大切です。

私自身も企画し、実施する研修(集合研修、最近はオンライン研修も)では、いかにして「OffJT」から「OffJL」の場にするかを志向し、思考し、試行しています。

主役は、研修参加者(あえて受講者と言いません)です。


研修参加者が主役になるために具体的にどのようにしているかは、次回以降に(次々回か)。


posted by インタフェース at 00:00| 北海道 ☔| 人材・組織開発手法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする